稀勢の里関おめでとう!

こぶ爺! 稀勢の里が白鵬に勝ちました。141敗の堂々の優勝です。来場所は横綱稀勢の里の誕生です。茨城県にもようやく春が来たようです。こぶ爺からひと言お願いします。
(茨城県 飲食店従業員 65歳 男性)


横綱白鵬に勝ちましたか。昨日優勝を決めておりましたが今日千秋楽に勝つか負けるかは稀勢の里にとって大変大きなことです。これで横綱昇進は間違いないと思います。これまで何度も稀勢の里には期待を裏切られてきたこぶ爺としては千秋楽の国歌君が代がすがすがしく聞こえてきました。天下の横綱白鵬に互角に戦えるのは大関稀勢の里しかおりません。来場所からは白鵬、稀勢の里時代となり、若貴時代以来の大盛況と大相撲人気となることでしょう。まずはめでたしです。それにしても勝負事はわからないものです。横綱
2人が休場、大関もふがいない成績そして大横綱も絶好調とも言えずその間隙を縫って14日目に優勝を決めるとは、今までなぜ優勝できなかったのか不思議に思えてきたのはこぶ爺だけでしょうか。運も実力のうちと言います。稀勢の里にも運が向いてきたといったところです。初土俵から15年大関に昇進してから5年本当によく頑張りました。地元茨城県も大騒ぎでしょう。茨城県出身の横綱は4人目となるようです。聞くところによりますと茨城県の魅力度は47都道府県中47番目だそうです。つまり最下位です。これも又不思議なことです。茨城県には日本一の梅の里があり、鉾田のメロンも日本一です。コシヒカリの生産高も日本一、またこの季節鮟鱇料理も茨城県でしか食べられません。この上横綱稀勢の里、誕生となれば魅力度アップは間違いない所です。

郷土の星、稀勢の里関優勝おめでとう。

本当に本当に良くやった。
1.22

○○ファーストの裏側は?

昨年来アメリカではトランプ大統領がアメリカファースト、日本では小池都知事が都民ファーストと言っております。こぶ爺はこの○○ファーストについてどう思いますか。企業では○○ファーストというのはあるのでしょうか。又その目的はどこにあるのでしょうか。
(神奈川 食品メーカー品質管理マネジャー 34歳 女性)

 おっしゃる通り昨今は「ファースト」という言葉が流行っていますね、米国第一主義、都民第一主義といったところでしょう。こぶ爺はどうもこの手の言葉を聞くと嘘っぽく感じてしまいます。こぶ爺が決してナナメから見ているわけではありません。有権者というのはマスメディアを通じてしか政治家の方針とか資質を知ることはできないのです。IT時代の選挙に勝つには、IT(インターネット、ツイッター)とかマスメディアを上手に活用しなければなりません。有権者を信じ込ませるために重要な選挙戦略なのです。特にその○○ファーストという標語的なワンフレーズ戦術は代表例です。かつて変人と言われた小泉元総理が郵政選挙を行ったときこの手を使いました。おそらく小泉さんはドイツのヒットラーをまねたものと推測しております。そういえばトランプさんもドイツ出身ですね。小池さんは小泉さんに重用された方ですしお二人ともテレビにご縁がある方ということです。有権者の気の引くことはお手の物です。

こぶ爺はアメリカファースト、都民ファーストというより〝トランプファースト“〝小池ファースト”と読むほうが分りやすいのではないかと思っております。有権者が自分の頭で判断するためにも正しく政治家を見る目を養うためにも。

一方質問の企業ということですが一番分り易いのは〝顧客第一主義“という方針・標語です。カスタマーファーストということですがこぶ爺が知る限りこのような標語を掲げる企業は大体が社内が第一主義で顧客は第二主義であるようです。社内第一主義を隠すために〝顧客第一主義”(カスタマーファースト)を声高に言っているに過ぎないのです。ところで貴女の会社はどうでしょうか?しかしどの企業でも絶対に欠かしてはならないファーストがあります。それは〝安全第一主義“(セフティファースト)です。

〝安全(平和)はすべてに優先する“をモットーに企業経営、部門経営をお願いします。

くれぐれも○○ファーストに騙されないように
1.18

 

経営者の腕の見せ所!

Q:静かに新しい年2017年(平成29年)を迎えることが出来ました。毎年思うことですがさて今年は、何をどう考えたら良いかと思うところです。こぶ爺は企業の経営者にとって、この一年どのように舵取りをしたら良いでしょうか。どうかご教授を願いたい。
(神奈川 印刷会社 経営者 56歳 男性)


 新しい年を迎えました。一年が経つのは早いものです。こぶ爺を見て頂いている皆さん、今年もよろしくお願いします。

 こぶ爺のオフィスでは今年の新年のご挨拶で〝変化だけが不変の環境“と言っております。ここ数年地球温暖化が原因かは定かではありませんが地震、台風等自然環境の変化が定番となっております。昨年の政治経済環境の変化では、マイナス金利政策の導入、英国のユーロ圏からの離脱決定、更にはアメリカ大統領選でのトランプ氏の勝利(新年120日就任)と国内外変化の連続です。多くの企業経営者・経営企画室は4月に経営計画のローリングをするために新年は心静かに戦略を練る期です。相場の格言では今年は「丁酉騒ぐ」と言われており株も為替も乱高下すると思ったほうがよろしいでしょう。ましてやトランプ大統領の政策がよく見えない今、経営者の皆さんにとって特に輸出企業にとって不安の一年となることでしょう。しかし日本がアメリカの同盟国である以上大崩れはしないはずです。国内経済に目を向けると丁酉年の201760年に一度のこと、「商売繁盛」の年と言われております。国内市場を相手にする企業にとっては強気の経営を実践したい年でもあります。昨年来年越しのお礼は100兆円です。政府もGDP600兆円に向けて必死の対策です。こぶ爺から見れば大変困難な目標と思えますが、GDPの統計方法の見直し等にもよりますがアベノミックスの成果と併せてデフレ経済の払拭のために政策の後押しを含め、強気の経営戦略を立てることになります。来年(2018年)は明治維新150年、2019年天皇陛下のご即位、10月には消費税10%、2020年は東京オリンピックパラリンピックの開催2021年は東日本大震災10年の節目と経済環境の良い意味での変化に富んでおります。経営者にとって問題なのは2021年以降我社はどうあるべきかそのために2020年までの3年間が重要ということが認識しなければなりません。2020年に我社はどのような経営資源を保有しているかが重要となります。いずれにしてもここ3年経営者の腕の見せ所となります。

今年も良い年でありますように祈念しております。
1.15

義なくして〝こぶ爺のひとり言“なし!

Q:平成28年度もいよいよ大晦日を迎えました。こぶ爺はこの1年どのようにお過ごしでしたか.ところでこの〝こぶ爺のひとり言“は何年になりますか。一度お伺いしたかったのですがこの〝こぶ爺のひとり言”を書くきっかけは、目的はどのようなことからでしょうか。
(茨城 経営コンサルタント志望 38歳 男性)


 皆様には小欄こぶ爺のひとり言を見て頂きありがとうございます。それにしても1年という月日が経つのははやいものです。年をとればとるほど早く感じます。今年は7月に腰、膝を負傷し現在に至り、いささか運動不足に参っています。仕事には影響を与えることはありませんでしたが、どこかが悪いと全体に力が入らないものです。このようなこと経営コンサルタントになって約30年で初めてのことです。

 さてご質問のこぶ爺のひとり言の件、現在のバージョンはお蔭様で今年で5年になります。年間約100本として500本良く続けてこられました。経営コンサルタントの先輩A氏の指示により、私の文章はお世辞にも上手とは言えず、むしろコンサルタントとしてもお粗末な文章しか書けず見かねたコンサルタントの先輩に無理やり書かされたといったことがきっかけでした。20年も前のことですが、相変わらず上手くなりません。こぶ爺としては大変悲しい思いをしております。経営コンサルタントとして文章が下手だとクライアントを説得するだけの企画書が画けません。これ今流でいうと伝える技術が下手ということです。これ我々の仕事として致命傷です。それと、その昔先輩から言われましたのは皆さんの数々の質問に回答していきますと自分の考え方、回答のポイントなどが自然に醸成されるようになります。過去幾度かの皆さまからのご質問の中にこぶ爺のひとり言は悪口、辛口の批評しかないのかと言われたことがありましたが決してそのようなことはありません。年の瀬の良い機会ですので言っておきますが〝こぶ爺のひとり言“決して人様の行動をあげつらったり悪口を言うつもりで書いている訳ではございません。ただ現状の立場にあぐらをかいてこれといった努力もせず、我々一晩庶民を利用しごまかすだけの輩に物申すだけなのです。良いものは良い、悪いものは悪いと言っているだけです。TVのコメンテーターよりはまともだと思っております。こぶ爺のひとり言をお読み頂いている皆様には分かって頂けていることと思います。むしろ数少ない?ファンの方からはこぶ爺は易しすぎるのではと言われたこともありましたし、いささか厳しすぎるのではといわれたこともありましたが、当然のことながらやはり質問の内容によってもそれぞれご年齢によっても受け止め方が違うようです。でもこんな考え方もあるんだとご理解して頂ければと願っております。我々国民にとって真実を読むということが大切なことです。

こぶ爺のオフィスの理念はということです。すなわち義のない社会はいずれは滅びると考えています。クライアントにコメントするときもそこに組織としての義があるかどうかが知らず知らずのうち経営コンサルタントの切り口となっているようです。言い換えれば経営コンサルタントにも義がなければただの評論家うどん屋の釜(湯だけ)ということなのです。これがわからず使い物にならなかった経営コンサルタントは何人もおりました。質問者は経営コンサルタント志望とのこと、こんなコンサルティング・ファームもあるとご理解して頂き一日も早く素晴らしいコンサルタントになって下さい。何はともあれ今年も1年間ありがとうございました。それでは良いお年をお迎えください。

12.31

国賊大臣は即刻退陣を!

こぶ爺はさぞ腹を立てていることと思います。安倍首相の真珠湾慰霊に随行していた稲田防衛相がどさくさにまぎれて、靖国神社に参拝したとのことです。こぶ爺のお応えは十分わかっておりますが、改めておたずねさせていただきます。
(千葉 地方公務員 41歳 女性)


 貴女が言われるようにこぶ爺は無性に腹を立てております。昨日安倍首相が真珠湾訪問した翌日の靖国参拝にただただ唖然とするばかりです。稲田さんという人少しばかり空気が読めないのではないでしょうか。国務大臣、防衛大臣として思慮に欠けるというより言い過ぎかと思われるかもし知れませんがこぶ爺が見れば、日本人として人間として欠陥があるとしか思えません。稲田さんは結局政治家、防衛大臣としての自己
PRのために真珠湾訪問を利用しているとしか思えません。中国、韓国から見れば日本は決して友好国ではありません。大臣クラスの靖国神社参拝となれば両国との関係改善に水を差すことになる位、子供にも分かることです。それを自己のパフォーマンスのために中韓両国が嫌がることを確信犯的に図々しくやるとは呆れて物も言えません。このような人は大臣を辞めたり、国会議員を辞めたとたん、靖国神社には多分見向きもしないことでしょう。結局選挙目当ての行動、エセ愛国者ということです。しかし今回の稲田防衛大臣の行動は個人の問題としも決して過看する訳にはいきません。何故なら今回の稲田大臣の行動は国賊(国益を損なう行動をとる輩)と言わざるを得ないのです。このようなことでは今後ますます中韓との正常な友好も遅れることになります。このバカ大臣を選んだのは安倍首相です。安倍首相の任命責任は大変重いものがあります。まさか安倍首相の命により稲田大臣は靖国参拝をした訳ではないでしょう。安倍首相の命とすれば安倍内閣は日本国のためにも速やかに退陣すべきです。一方稲田大臣の意思で参拝となれば首相は稲田大臣を即刻解任すべきです。併せて国会議員も辞職することが筋というものです。稲田氏は福井県が選挙区でしょうか。福井の選挙民も日本国民も恥ずかしい限りです。

それより稲田大臣は靖国神社に行く時間があったら満足な国会答弁ができるよう訓練してほしいものです。いい加減たどたどしい答弁は大臣としてお粗末です。ところでこの人本当に弁護士さんなのでしょうか?能力のない大臣ほど国民の恥なのです。安倍首相は人事にエコひいきがあるようですと言われるだけでも倒閣の要因になります。要注意!でも真珠湾慰霊に稲田防衛大臣がくっついて行ったのでしょうか。こぶ爺は良く分かりません。

ついでにもうひとつ。

12月30日の読売新聞に民進党の蓮舫代表の稲田防衛相による靖国神社参拝について「日本のトップが不戦の誓いをした直後なので違ったメッセージとして米国に届かないか少し心配している」と語り疑問を呈したと掲載されていました。こぶ爺はこの記事を読んで民進党代表の政治センスのなさにただただ驚くばかりでした。野党としてこんなチャンスを逃すとはバカじゃないかと思ったところです。与党ファンというより安倍晋三ファンを自認するこぶ爺が言うのですから間違いない所です。こんなことじゃ民進党以外の野党が出てこなければこの日本は〝独裁国家“の道を進むしかないようです。
12.30) 

ずる賢い3人組

Q:こぶ爺は東京都議会に興味はありますか。12月28日自民党都議会議員が3人新しい会派をつくるとかで届出をしたようです。良く分からないのは自民党は辞めないとのことですが、選挙民としては良く分からないのですが、こぶ爺はこの新会派の届出についてどう思いますか
(東京、主婦、年金受給者 68歳女性)

暮れが押しつまって、つまらないニュースがありましたね。こぶ爺は東京都民でないので、余計なこと?をコメントしていいのでしょうか。ここ半年ばかり小池都知事が世間を騒がしていますが、テレビのニュース番組でおもしろ、おかしくつまらない情報の垂れ流しのようで結局は小池知事のパフォーマンスにマスコミも都民も振り回されているようです。さてご質問の件ですが国会議員にしても地方議員にしても議席が無ければ世間一般で言えば失職ということです。生活の糧を失う訳です。今回の3人の議員さんは選挙に弱いのではないでしょうか。とすれば生活費を稼ぐためには政治信条とか都民ファーストとかどちらでも良いのです、小池都知事も良いことをやっているつもりでしょうが、結局は小池ファーストでしょう。見抜いている都民は多数いるでしょう。しかし世の中風の流れのようなものがあるのです。今回の議員さんもその風の流れに乗って選挙に勝ちたいと思ったのです。選挙民はそんな立候補者で良ければ投票すれば良いのです。自民党を辞めないのはいざとなれば〝寄らば大樹の陰“といったところです。保険みたいなものでしょう。こぶ爺から見ても良く分かりません。選挙民を欺くずる賢い3人組としか映りません。

一番わからないのは大政党自由民主党です。都議会自民党と自民党とは別ですよといっても選挙民には到底納得できないことです。自由民主党は党の方針に従えない議員はただちに離党処分にすることです。政党政治とはそうゆうことです。そんな決断すら出来ないでいる都議会自民党、自民党本部をですから所属議員から足元を見られるのです。先の知事選で小池知事を離党させればこの様なことは起きなかったはずです。少しくらいの現職議員が減少することがあっても日本の大政党自由民主党の旗の元、東京都の政治を預かる政党として都民への義をもって毅然とした姿勢をもって都政を行うべきです。メクラ千人、メアキ千人です。

しっかりしろ!自由民主党。都議会自民党。
12.29

一日も早い平成天皇のご退位を願う

Q:今日12月23日は天皇誕生日です。天皇陛下は83歳になったとのことですが、お元気そうに見えましたがお年はお年です。本年8月8日の陛下のビデオメッセージによる天皇の退位のこと、どうなるのでしょうか。難しことも多いとは思いますが、こぶ爺はどう思いますか。

(神奈川 機械金属加工会社 代表取締役 62歳 男性)


天皇陛下が退位の意向を示唆されて4か月。天皇の公務の負担軽減について有識者会議が設けられ議論されているようですがいまだ結論を見るに至ってはいません。天皇陛下による8月8日の国民に向けたビデオメッセージは

〝現代の玉音放送“と言えるものです。このビデオメッセージを見て心を動かされなかった国民はただの一人もいなかったのではないでしょうか。親が高齢により引退の意を表しているのにその意を早く汲み取れるのかは子の勤めではないでしょうか。有識者会議でも議論もすすめられていますが、どうも六法全書を頭上に乗せたような議論に終始している模様。こぶ爺が言いたいことは陛下のご高齢を鑑みたとき、1日も早く退位の準備に入ることです。あまりにもノンビリしているのではないでしょうか。これでは小田原評定と言わざるを得ません。今一度83歳という陛下のご年齢を考えるべきではないでしょうか。政府は直ちに陛下の退位の準備と併せて憲法との整合性を計ることです。憲法1条、2条、4条1項などの解釈、しかしこのような憲法解釈は有能な官吏がいる日本政府のこと、すでに準備はとうにできているものと思います。でなければ内閣法制局は今まで何をしていたのかということになります。もし憲法を見直し改訂すべきなら改訂すればよいのです。ところが今日まで先の読めない思考停止野党は、憲法は9条しかないと思い込んでいる有様がこのような仔細に至ったのです。今、国民が天皇陛下に出来ることはまず陛下のご意見を尊重することです。多くの日本国民はこの国が好きなのです。天皇陛下と皇族方を尊敬しております。大変くどい様で恐縮ですが、今上天皇の御心に沿う事こそが国民の務めとこぶ爺は思うのですが。
12.23

ハードよりソフトで減災を

 Q:22日午前6時出勤前、福島県沖を震源とする地震が発災しました。震度は5弱とのことです。先月こぶ爺の防災BCPセミナーをいわき市で受けました。その折“災害は忘れた頃にやってくる”と言われましたがまさにその通りでした。津波は東北から関東の広い地域でも観測され福島県、宮城県には津波警報が発令されましたが、こぶ爺から見て各地の対応に問題はありましたでしょうか。

(福島県 建設業 経営企画室 男性 
56歳)


明け方の地震、さぞ皆さん驚かれたことでしょう。福島、宮城、茨城の海岸沿いにお住いの方には謹んでお見舞い申し上げます。

震度5 M7.4ということで比較的被害が少なくほっとしました。こぶ爺は横浜に居ましたのであまり大きくないとは感じましたが揺れが長かったので多少の怖さを感じました。この時間にすぐTVをつけましたのは、思い出せば20年も前になる阪神淡路大震災以来でした。地震発生から30分後の午前629分に津波の第一波が福島県いわき市に到達したそうですが、貴殿のところもご無事で何よりでした。いわき市の住民の皆さんも日頃の避難訓練の効果はあったようで本当に良かったと思います。しかし一方ではTV報道を含め少し大げさすぎるのではとの声もあるようですが、全員無事となった今だからこそ言えることでしょう。現実津波注意報の出た各県の避難準備情報の対象となった55万人以上のうち実際に避難所に出向いたのは約2.2%の約12,000人にとどまったことでも良く分かります。

今回のことで分かったことは各地において東日本大震災の教訓が生きて、日ごろの避難訓練の成果も確認できたことです。反面、震度5弱、56以上と決めて避難警報を出している自治体、企業もあります。震度の計測に誤差はなかったのでしょうか。津波警報の発令は適切だったのか津波予測に課題はなかったと検証すべきです。こぶ爺は日ごろTVの災害報道で震度2でも、3でもテロップで流されますが、本当にこれで適切かなと思う時があります。震源地と人の体感にもよりますが震度4以上の速報と震度5以上の緊急速報で十分ではないでしょうか。住民の皆さんがTV報道が狼少年にならないためにも再考が必要かもしれません。

それより、地震学者の先生方に申し上げたいのですが、地震大国日本に於いて、明治以来これだけ優秀な先生方が研究してもいまだ地震発災の予測があいまいというのが一番の問題ではないでしょうか。おそらく研究者の先生方は予算がない、人材がいないとおっしゃるでしょうが、本当に今のままの予測で良いのでしょうか。一方政府も政治家も手をこまねいているだけではなく国家として技術的な防災研究環境を整えて頂きたいと日本国民、全員が願っています。

減災ということでハードに多大な税金をかけるぐらいなら地震研究者の育成、研究費用というソフトに税金をかけるべきではないでしょうか。
11.23

天の声にも変な声がある?

Q:日本では福岡の大規模陥没事故で大騒ぎの最中アメリカ大統領選では大方の予想を裏切り、ヒラリークリントン氏が敗北を宣言し、暴言王と言われたドナルド・トランプ氏が勝利しました。日本のマスコミは大騒ぎです。これから日本はどうなるのでしょうか、不安でなりません。こぶ爺はこのトランプ氏の当選をどのように見ておりますか。又経営者はどのような対策をとったら良いと思いますか。

(広島 自動車部品メーカー 経営者 62歳 男性)

トランプさんが勝ったのですね。何はともあれトランプさん、おめでとうございます。トランプさんは最初の頃、泡沫候補とマスコミが言っていたので只の毒舌、暴言のおじさんとこぶ爺は思っていましたが共和党の指名争いを制したところで当然のことながら注目するようになりました。面白い勝負でした。それにしても
NHKを除いて日本のマスコミもバカみたいに大騒ぎしてトランプ氏をたたいていましたね。クリントンさんが当選するのは当然とばかりでした。クリントンさんは政治の第一線に立ち続けた華麗な経歴の持ち主でしたが私用メール問題を含め苦戦を余儀なくされました。このことは十分予測されたことでしたが、こぶ爺は選挙終盤に韓国の朴大統領の予期せぬ疑惑、場合によっては逮捕されるかも知れない事態に女性大統領選出への不安がアメリカ国民の投票行動に影響を与えたようにも思います。不思議なことにどのマスコミも批評家もこの件にふれていないのはどうしてなのでしょうと思っておりました。その間隙を突いてトランプ氏は各州での得票を伸ばしたようです。マスコミは日本の事件ではよく~の可能性はありますと、流行語的に使っているのに、アメリカ大統領選ではトランプ氏の当選の可能性はありますとは言わなかったようです。トランプ氏から見れば相手のクリントンさんは政治のプロ、一方指名を受けた共和党内でもトランプ反対者がいる中でこの戦いに勝てるとは思っていなかったでしょう。この戦いに勝つためには女性からもアメリカ国民からも嫌われようが、憎まれるようが勝つためには得意の毒舌、暴言を尽くしてテレビに出まくり大いに嫌われ、注目を浴びまくり、日本でもおなじみの無党派層、そして今のアメリカ国家に不満を持っている層の支持を期待するしかなかったのでしょう。これこそ立派な選挙戦術です。まるで織田信長の桶狭間の戦いを見ているようです。トランプ氏が一言言うたびにアメリカ初め、世界のマスコミが騒ぎたてる大戦略,ズバリ当たったわけです。先程こぶ爺が言ったように日本のマスコミもトランプ氏の当選の片棒を担いだといったところです。トランプさんが当選した後、ある批評家がトランプ氏を罵っていましたが、これも又、おかしな話です。罵る前に自分の無能さを恥じるべきです。日本でも毒舌、暴言(ハッキリものを言う)といえばかつては立川談志、ビートたけし、青島幸男さんなどがいたわけです。この様な手法を最近では小泉元首相や橋下元大阪市長などもおり、日本では今更始まったことではありません。選挙に勝つにはバカでもなんでもテレビに出て売名に努めること。これに尽きると今の日本人なら誰もが知っていることです。残念ながら日本でもアメリカでも選挙民は単純だと思われているのでしょう。

今アメリカではトランプ氏の大統領就任反対のデモが流行っているようです。各マスコミも同じような論評があるようですがこれも変です。民主主義の国アメリカが公平平等の精神で選挙を行い結果が出たことです。トランプ氏に投じたアメリカ国民の1票は重いはずです。民主主義ならなおさら尊重すべきこと。トランプ氏はさすが良く分かっています。彼の当選スピーチはまともなものでした。それよりもトランプ氏の当選もあるだろうと思って手を打ってこなかった日本の国の対応、企業家の対応、マスメディアの対応こそ責められてしかりと思いますが、いかがでしょうか。それにしてもイギリスのEU離脱の国民投票といい今回のアメリカの大統領選といい天の声にも変な声があると思っている人が多いのにはこぶ爺は驚いております。

トランプ氏勝利は平和ボケした日本人そして企業経営者には大変良いクスリです。トランプ氏はバカではありません。経営者はそんなに心配しなくても良いはずです。日本人の持つ技術と品質は世界一です。安倍首相はいざとなったら日本が持っているアメリカ国債を全部売ればよいのです。
11.13

訴訟取り下げを願う!

Q:1026日 石巻市立大川小学校の児童23人の遺族らが市と県を相手取った23億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が出ました。仙台地裁は142658万円の支払いを命じる判決をいい渡しました。この件これで良かったのかスッキリしません。こぶ爺は石巻でも防災セミナーを開いているとのこと、どう思いますか教えてもらえたらと筆をとりました。
(宮城 建設技術者 46歳 男性)

 東日本大震災で被害を受けられた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。実はこぶ爺はこの判決の出た当日にくしくも石巻で宿泊しておりまして、午後からのセミナーを前に大川小学校をお訪ねし、お線香をあげさせて頂きました。ついこの間のことです。あの地区にしてはびっくりする位の鉄筋コンクリートの立派な構造物でした。いつ頃建てられたかは存じ得ませんが、良くこれだけの建物を建てられたと思います。その建物が無残な形となって当時を物語っておりました。
さて本題に入ります。ポイントは2点だと思います。大川小学校の管理者(主として校長先生方)に責任はあったのかということ。そして判決内容特に賠償金額はどうかということではないでしょうか。まず第1点の管理者の責任ですが、明らかに生徒の命を預かるべき先生方としてはなぜ?と問うしかありません。(当日、校長先生は不在だったとのこと)現地見てわかることですがなぜ裏山に避難を誘導させなかったのか。こぶ爺は不思議な思いをします。確かにその場にいればどなたも気が動転したと思いますがこぶ爺のように防災。事業継続計画(BCP)のコンサルティングをしているものから見れば第2次避難先は校庭でよいのです。正解です。その校庭には74人の生徒と職員先生方10人そして地域の住人も避難先としておられたようですが、なぜ50分間もその場に居たのかまったく理解に苦しむところです。ましてや5年生が4人裏山に登り「こっちへこ-い」と全員に大声で叫んだとのこと(この4人は生存できました)全員が裏山に登れば助かったのです。登り口まで100mほど。普段、野外授業で生徒たちは登りなれていたとのことです。1~2分もあれば登れます。こぶ爺でも登れました。津波対策はただ一つ高い所へ逃げること。これにつきます。なぜ津波の来る方向へ逃げる誘導を出したのか、その指示は一体どなたが出したのか、理解に苦しむことです。学校側は津波の際の避難先がマニュアル(避難計画書/防災計画書だと思いますが)に明示されていなかったということも不思議なことです。一体の学校の管理者たちはマニュアルとおり訓練していなかったのでしょうか。生徒の命を預かる先生方は全員思考停止していたとしか考えられません。マニュアルとおり訓練していたらこのような惨劇は起こらなかったはずです。ところで大川小学校では校長先生が不在の時はどなたが防災リーダーだったのでしょうか。小学校側の罪はたいへん重いものがあります。
次のポイントは判決賠償額はというところですが1人1億円23人の訴訟(あと51人は訴訟に参加しなかったのでしょうか)分として23億円の要求に対し14億円余りの支払い命令だったのですが、この金額が多いのか少ないのか良く分かりません。子供が亡くなってお金で決着をつけようなんて親はいないと思います。県も市も親御さんもこのような訴訟を止めるべきです。子供も決して喜んでいないでしょう。宮城県も石巻市も賠償金は県民、市民の税金です。県が支払う市が支払うのではありません。宮城県民、石巻市民の皆さんが支払うものです。まずは県も市も子供たちに謝罪することです。大川小学校の管理者の非を認めることです。
74人1人当たり1000万円~2000万円として7億4千万~14億8千万円のお見舞金を速やかにお支払いすべきではないでしょうか。訴訟費用葬儀費用は県市が支払うべきです。ところで弁護士費用はいくら支払うのでしょうか。このような案件ですと弁護士さんはボランティアなのでしょうか。いささか興味があります。(失礼!)
石巻の悲劇もあれば釜石の奇跡もありました。どこがどう違うのか大川小学校の生徒さん達が我々に教えてくれています。改めて被災された皆様には心よりご冥福を申し上げます。
11.6

«逃げるな! 国会議員!

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ