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日本の建設技術を世界に示せ!

Q:2020年東京オリンピック・パラリンピックのメイン会場となる新国立競技場が決まりました。A案、B案の2案の内より7人の審査員による評価とのことでした。“こぶ爺のひとり言”(7.13付)で、竹中工務店、大成建設にデザインアンドビルドで依頼すれば予定価格内で日本国民が納得できる構築物を提供できるはずとのご意見でしたが、この度はスポーツ振興センター(J.S.C)はこぶ爺の一言が効いたようですがご感想は?
(愛知 電気部品メーカー 技術部 37歳 男性)

 

 とうとう決まりましたね。7月に安倍首相が新国立競技場の建設計画をゼロベースからの見直しを提示してから5か月ようやく前に進むことになりました。

政府は今回、デザイン・設計・施工を一括発注する方式(デザインアンドビルド)をようやく採用しました。日本のスーパーゼネコンのマネジメント能力と技術力そして日本の美を追求した建築家のデザイン力を結集した2案でした。なぜ最初からこのようにしなかったのでしょうか。

最近の建設業界は建築家がデザインした家にもかかわらず雨漏り、瑕疵の多い建築物があるようです。一方施工現場においても、免震ゴム偽装、橋の溶接強度不足の施工、杭打ちデータ転用と多くの国民からのお叱りを得ている現況において、この国家的プロジェクトは建設業界の汚名を払拭するチャンスであり、日本の建設技術が世界最高水準であるということを内外に示す好機の到来です。こぶ爺はかつて建築学を学んだものとして、A案、B案とも世界に誇れる日本の建築家の力作であり、さすが日本のスーパーゼネコンが提案した作品であると感じました。甲乙付け難いとはこのようなことを言うのでしょう。建築に造詣の深い友人の多くはB案の日本らしさに軍配を上げる人が多かったです。しかし森先生が早々にB案が良いと言ったからA案に決定したと思っている人もこぶ爺も含め少なからずいるようです。相変わらずの発言をする先生にも困ったものです。公正な評価とはどのようなものか。彼の大先生には全くおわかりになっていないようですね。でもA案、B案とも日本人として自慢できる作品であることには変わりございません。

ですが、A案でもB案でも大変なのはこれからです。政府、J.S.C等の発注側が設計者施工者に全幅の信頼を置きすべてを任せれば、日本のスーパーゼネコンは、技術は言うまでもなくそのマネジメント力を大いに発揮し、品質、安全、環境、コスト、工期の目標はすべてクリアできるはずです。ところが発注者にはつまらぬ口出しをする輩がいるのです。困ったものです。なぜ前回の案がゼロベースでとなったのかといえばそれは、1300億円の予定価格があれよあれよと倍近い2500億円越えになったからです。その結果国民の不信を買い白紙に戻ったのです。決して設計者だけの問題でもなく、ましてや施工者の見積もりの問題でもないのです。お忘れなきように!

こぶ爺から見れば今回の予定価格1500億円は何を根拠にどの組織が決めたかということです。パラリンピック・オリンピック開催後にこの芸術的構築物をどう活用するのか、そしてどう維持するのか。そのための費用(コスト)はどのようにしているのかJ.S.Cのお考えを聞いてみたいところです。ガンバレニッポン!

12.23

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