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出る杭は打たれる!

Q:来年4月外資系コンサルタント会社への就職を希望している学生です。こぶ爺には就活にあたりどのような準備学習をしたら良いかおたずねしようと思っていたところ、TVのコメンテーターとして有名なショーンKことショーン・マクアードル川上さんという経営コンサルタントの職歴、学歴、資格詐称がマスコミや週刊誌に報じられています。私彼のファンだったので信じられない思いです。こぶ爺は経営コンサルタントの先輩としてどのようなご意見でしょうか。これから私はどうしたら良いでしょうか。ご教示して頂けますでしょうか。
(東京 私立大経済学部 3年 21歳 女性)

 ご質問ありがとうございます。こぶ爺の時代と違い今時の学生さんの就職活動大変なようです。ぜひご希望が叶うと良いですね。貴女は“ショーンK”なる人物に憧れて経営コンサルタントになりたいのですか。それとも外資系コンサルタント会社のカッコよさに憧れて経営コンサルタントになりたかったのですか。それによってアドバイスも変わってきます。もし経営コンサルタントになりたくて外資系コンサルタントを就職先に選んだのであれば真摯に真正面から就職活動をされたらよろしいのでは。いきなりプロコン(一人前のコンサルタント)・サラコンにはなれないでしょうが、データ分析担当からアシスタント・コンサルタントには23年でなれるでしょう。一方ただカッコよさ世間体が良いからましてやショーンKがカッコ良いというだけの理由でしたら、経営コンサルタント会社の就職はあきらめた方がよろしいと思います。そのような思いで外資系コンサルタントになっても1年も経たず解雇されるでしょう。今の若い人、特に学生さんが思う程経営コンサルタントという仕事、決して割の良い、かっこうの良い仕事とはいえません。一人前になるまで早い人で10年、最低20年はかかるでしょう。ましてや経営コンサルタントというのは芸能タレントとは違い、世間からチヤホヤされることはまずありません。むしろ黒子に徹するのが経営コンサルタントです。表に出るのはクライアントである企業の皆様なのです。それを私がやった、私が~~したと言って歩くのはコンサルタントとして下の下と思われた方がよろしいとこぶ爺は思っております。さてショーンKことショーン・マクアードル川上という人物、日本人とのこと、私はてっきりアメリカ人と日本人とのハーフと思っていましたが、川上伸一郎というのが本名のようです。でもそれはこぶ爺から見ればどちらでも良いことでむしろアメリカで発達した経営コンサルタントという職業にこれという資格がないだけにコンサルタント業界の評判が悪くなることを心配しております。アメリカの小話にも“なに!経営コンサルタントが来た、消防自動車を呼べ!”と言うのがあるようでアメリカにはいい加減な経営コンサルタントと称する輩が多いようです。日本でも結構ホラ吹きな“経営コンサルタントもどき”がおります。大変困ったものです。こぶ爺から見ればこれらのコンサルタントもどき、ほとんどが過去の経歴にしがみつくだけで社会経験、企業でのマネジメント経験が乏しい軽いコンサルタントだと見ております。此度の週刊誌情報によれば今回のスター川上伸一郎氏は高校時代は“ホラッチョ川上(ホラッチョとは熊本弁でホラ吹きという意味だそうです)と呼ばれていたとのこと、こぶ爺は彼がコメンテーターとしてTVにでて来た5年程前この人はアブナイコンサルタントと見抜いておりました。学歴、職歴を必要以上に吹聴する人、特に何百社もコンサルティングしてきた話を聞いたとき(大体このような話をするルコンサルタントと言われる人はコンプレックスの強い人か、仕事に自信のない人でしょう)心配になりました。よくよく考えてみたら、10年程度の経験でそれだけの数のコンサルティングが出来るわけはありません。(時間的にまず無理です。多分名刺交換をした会社数かもしれません)日本の経営コンサルタントの中にもそうゆうバレる嘘がほらを吹く人はいるようです。某上場企業の役員経験のある経営コンサルタントは一年に400回もセミナー講師を務めていると豪語していますが、一年は365日一体いつ情報収集や原稿を書くのでしょう。こぶ爺はいつも不思議に思ってその方のプロフィールを見ております。経営コンサルタントは年間150日もコンサルティング業務をしたら一年間休みなしで働いているようなものです。それだけ準備が大切な仕事なのです。因みに経営コンサルタントの総本山と言われる全日本能率連盟ではマネジメント・コンサルタントと登録するには毎年100日(今は70日になったようです)をそれも10年程度続けなければ登録できないようになっております。更にマスター・マネジメント・コンサルタントになるにはそれ以上のコンサルティング実績が求められています。それ故、早く経営コンサルタントとしてクライアントから認知してほしい経験の浅いコンサルタントに限り学歴や職歴を誇張したりしてマスコミやクライアントに売り込みをすることがまかり通っているようです。しかしこの川上氏自分の能力のことあまり良くわかっていなかったようです。彼くらいの説得力ある話術、声質があれば十分コンサルタントとして認知されましたものを。経営コンサルタントというのは一流大学なんか出てなくても良かったのに。中学さえ出ていれば十分な仕事なのです。MBAの資格を持っていても経営の何たるものかを知らない名ばかりMBAもいるのです。コメンテーターとしての川上さんのコメントを聞いておりますと、彼はMBAの有資格者や東大卒より日本で経営コンサルタントを20年もやっているプロフェッショナルコンサルタントより能力は上ではないかと思います。失礼ながら詐欺師は本物になりきるため本物以上の努力をすると聞いております。ましてやその上英語,仏語はペラペラとのこと、日本では12年も英語を習っても満足に英語を話せない人の方が多いのです。残念なことに川上氏は少しばかりコンサルタントとして功をあせったようです。しかし、彼は熊本の高校卒業後大変苦労したようです、その向上心、向学心が今日の彼をつくり上げたのではないでしょうか。
彼の経歴、学歴詐称は決して誉められることではありませんがこぶ爺はその努力は十分評価して良いように思います。今時の・・・に見習わせたいところです。
ところで、こぶ爺には解せぬことがあります。なぜTV局というところは出演させるコメンテーターのホラッチョ(経歴、学歴、詐称)を見抜けなかったのでしょう。それにしても「週刊文春」の最近の話題提供性というか政治家、芸能タレント、TV出演者へのアラ捜しには凄まじいものがあります。やはり世の中、“出る杭は打たれる”とは良く言ったものです。
3.18)   

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