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2016年11月

ハードよりソフトで減災を

 Q:22日午前6時出勤前、福島県沖を震源とする地震が発災しました。震度は5弱とのことです。先月こぶ爺の防災BCPセミナーをいわき市で受けました。その折“災害は忘れた頃にやってくる”と言われましたがまさにその通りでした。津波は東北から関東の広い地域でも観測され福島県、宮城県には津波警報が発令されましたが、こぶ爺から見て各地の対応に問題はありましたでしょうか。

(福島県 建設業 経営企画室 男性 
56歳)


明け方の地震、さぞ皆さん驚かれたことでしょう。福島、宮城、茨城の海岸沿いにお住いの方には謹んでお見舞い申し上げます。

震度5 M7.4ということで比較的被害が少なくほっとしました。こぶ爺は横浜に居ましたのであまり大きくないとは感じましたが揺れが長かったので多少の怖さを感じました。この時間にすぐTVをつけましたのは、思い出せば20年も前になる阪神淡路大震災以来でした。地震発生から30分後の午前629分に津波の第一波が福島県いわき市に到達したそうですが、貴殿のところもご無事で何よりでした。いわき市の住民の皆さんも日頃の避難訓練の効果はあったようで本当に良かったと思います。しかし一方ではTV報道を含め少し大げさすぎるのではとの声もあるようですが、全員無事となった今だからこそ言えることでしょう。現実津波注意報の出た各県の避難準備情報の対象となった55万人以上のうち実際に避難所に出向いたのは約2.2%の約12,000人にとどまったことでも良く分かります。

今回のことで分かったことは各地において東日本大震災の教訓が生きて、日ごろの避難訓練の成果も確認できたことです。反面、震度5弱、56以上と決めて避難警報を出している自治体、企業もあります。震度の計測に誤差はなかったのでしょうか。津波警報の発令は適切だったのか津波予測に課題はなかったと検証すべきです。こぶ爺は日ごろTVの災害報道で震度2でも、3でもテロップで流されますが、本当にこれで適切かなと思う時があります。震源地と人の体感にもよりますが震度4以上の速報と震度5以上の緊急速報で十分ではないでしょうか。住民の皆さんがTV報道が狼少年にならないためにも再考が必要かもしれません。

それより、地震学者の先生方に申し上げたいのですが、地震大国日本に於いて、明治以来これだけ優秀な先生方が研究してもいまだ地震発災の予測があいまいというのが一番の問題ではないでしょうか。おそらく研究者の先生方は予算がない、人材がいないとおっしゃるでしょうが、本当に今のままの予測で良いのでしょうか。一方政府も政治家も手をこまねいているだけではなく国家として技術的な防災研究環境を整えて頂きたいと日本国民、全員が願っています。

減災ということでハードに多大な税金をかけるぐらいなら地震研究者の育成、研究費用というソフトに税金をかけるべきではないでしょうか。
11.23

天の声にも変な声がある?

Q:日本では福岡の大規模陥没事故で大騒ぎの最中アメリカ大統領選では大方の予想を裏切り、ヒラリークリントン氏が敗北を宣言し、暴言王と言われたドナルド・トランプ氏が勝利しました。日本のマスコミは大騒ぎです。これから日本はどうなるのでしょうか、不安でなりません。こぶ爺はこのトランプ氏の当選をどのように見ておりますか。又経営者はどのような対策をとったら良いと思いますか。

(広島 自動車部品メーカー 経営者 62歳 男性)

トランプさんが勝ったのですね。何はともあれトランプさん、おめでとうございます。トランプさんは最初の頃、泡沫候補とマスコミが言っていたので只の毒舌、暴言のおじさんとこぶ爺は思っていましたが共和党の指名争いを制したところで当然のことながら注目するようになりました。面白い勝負でした。それにしても
NHKを除いて日本のマスコミもバカみたいに大騒ぎしてトランプ氏をたたいていましたね。クリントンさんが当選するのは当然とばかりでした。クリントンさんは政治の第一線に立ち続けた華麗な経歴の持ち主でしたが私用メール問題を含め苦戦を余儀なくされました。このことは十分予測されたことでしたが、こぶ爺は選挙終盤に韓国の朴大統領の予期せぬ疑惑、場合によっては逮捕されるかも知れない事態に女性大統領選出への不安がアメリカ国民の投票行動に影響を与えたようにも思います。不思議なことにどのマスコミも批評家もこの件にふれていないのはどうしてなのでしょうと思っておりました。その間隙を突いてトランプ氏は各州での得票を伸ばしたようです。マスコミは日本の事件ではよく~の可能性はありますと、流行語的に使っているのに、アメリカ大統領選ではトランプ氏の当選の可能性はありますとは言わなかったようです。トランプ氏から見れば相手のクリントンさんは政治のプロ、一方指名を受けた共和党内でもトランプ反対者がいる中でこの戦いに勝てるとは思っていなかったでしょう。この戦いに勝つためには女性からもアメリカ国民からも嫌われようが、憎まれるようが勝つためには得意の毒舌、暴言を尽くしてテレビに出まくり大いに嫌われ、注目を浴びまくり、日本でもおなじみの無党派層、そして今のアメリカ国家に不満を持っている層の支持を期待するしかなかったのでしょう。これこそ立派な選挙戦術です。まるで織田信長の桶狭間の戦いを見ているようです。トランプ氏が一言言うたびにアメリカ初め、世界のマスコミが騒ぎたてる大戦略,ズバリ当たったわけです。先程こぶ爺が言ったように日本のマスコミもトランプ氏の当選の片棒を担いだといったところです。トランプさんが当選した後、ある批評家がトランプ氏を罵っていましたが、これも又、おかしな話です。罵る前に自分の無能さを恥じるべきです。日本でも毒舌、暴言(ハッキリものを言う)といえばかつては立川談志、ビートたけし、青島幸男さんなどがいたわけです。この様な手法を最近では小泉元首相や橋下元大阪市長などもおり、日本では今更始まったことではありません。選挙に勝つにはバカでもなんでもテレビに出て売名に努めること。これに尽きると今の日本人なら誰もが知っていることです。残念ながら日本でもアメリカでも選挙民は単純だと思われているのでしょう。

今アメリカではトランプ氏の大統領就任反対のデモが流行っているようです。各マスコミも同じような論評があるようですがこれも変です。民主主義の国アメリカが公平平等の精神で選挙を行い結果が出たことです。トランプ氏に投じたアメリカ国民の1票は重いはずです。民主主義ならなおさら尊重すべきこと。トランプ氏はさすが良く分かっています。彼の当選スピーチはまともなものでした。それよりもトランプ氏の当選もあるだろうと思って手を打ってこなかった日本の国の対応、企業家の対応、マスメディアの対応こそ責められてしかりと思いますが、いかがでしょうか。それにしてもイギリスのEU離脱の国民投票といい今回のアメリカの大統領選といい天の声にも変な声があると思っている人が多いのにはこぶ爺は驚いております。

トランプ氏勝利は平和ボケした日本人そして企業経営者には大変良いクスリです。トランプ氏はバカではありません。経営者はそんなに心配しなくても良いはずです。日本人の持つ技術と品質は世界一です。安倍首相はいざとなったら日本が持っているアメリカ国債を全部売ればよいのです。
11.13

訴訟取り下げを願う!

Q:1026日 石巻市立大川小学校の児童23人の遺族らが市と県を相手取った23億円の損害賠償を求めた訴訟の判決が出ました。仙台地裁は142658万円の支払いを命じる判決をいい渡しました。この件これで良かったのかスッキリしません。こぶ爺は石巻でも防災セミナーを開いているとのこと、どう思いますか教えてもらえたらと筆をとりました。
(宮城 建設技術者 46歳 男性)

 東日本大震災で被害を受けられた皆様に謹んでお見舞い申し上げます。実はこぶ爺はこの判決の出た当日にくしくも石巻で宿泊しておりまして、午後からのセミナーを前に大川小学校をお訪ねし、お線香をあげさせて頂きました。ついこの間のことです。あの地区にしてはびっくりする位の鉄筋コンクリートの立派な構造物でした。いつ頃建てられたかは存じ得ませんが、良くこれだけの建物を建てられたと思います。その建物が無残な形となって当時を物語っておりました。
さて本題に入ります。ポイントは2点だと思います。大川小学校の管理者(主として校長先生方)に責任はあったのかということ。そして判決内容特に賠償金額はどうかということではないでしょうか。まず第1点の管理者の責任ですが、明らかに生徒の命を預かるべき先生方としてはなぜ?と問うしかありません。(当日、校長先生は不在だったとのこと)現地見てわかることですがなぜ裏山に避難を誘導させなかったのか。こぶ爺は不思議な思いをします。確かにその場にいればどなたも気が動転したと思いますがこぶ爺のように防災。事業継続計画(BCP)のコンサルティングをしているものから見れば第2次避難先は校庭でよいのです。正解です。その校庭には74人の生徒と職員先生方10人そして地域の住人も避難先としておられたようですが、なぜ50分間もその場に居たのかまったく理解に苦しむところです。ましてや5年生が4人裏山に登り「こっちへこ-い」と全員に大声で叫んだとのこと(この4人は生存できました)全員が裏山に登れば助かったのです。登り口まで100mほど。普段、野外授業で生徒たちは登りなれていたとのことです。1~2分もあれば登れます。こぶ爺でも登れました。津波対策はただ一つ高い所へ逃げること。これにつきます。なぜ津波の来る方向へ逃げる誘導を出したのか、その指示は一体どなたが出したのか、理解に苦しむことです。学校側は津波の際の避難先がマニュアル(避難計画書/防災計画書だと思いますが)に明示されていなかったということも不思議なことです。一体の学校の管理者たちはマニュアルとおり訓練していなかったのでしょうか。生徒の命を預かる先生方は全員思考停止していたとしか考えられません。マニュアルとおり訓練していたらこのような惨劇は起こらなかったはずです。ところで大川小学校では校長先生が不在の時はどなたが防災リーダーだったのでしょうか。小学校側の罪はたいへん重いものがあります。
次のポイントは判決賠償額はというところですが1人1億円23人の訴訟(あと51人は訴訟に参加しなかったのでしょうか)分として23億円の要求に対し14億円余りの支払い命令だったのですが、この金額が多いのか少ないのか良く分かりません。子供が亡くなってお金で決着をつけようなんて親はいないと思います。県も市も親御さんもこのような訴訟を止めるべきです。子供も決して喜んでいないでしょう。宮城県も石巻市も賠償金は県民、市民の税金です。県が支払う市が支払うのではありません。宮城県民、石巻市民の皆さんが支払うものです。まずは県も市も子供たちに謝罪することです。大川小学校の管理者の非を認めることです。
74人1人当たり1000万円~2000万円として7億4千万~14億8千万円のお見舞金を速やかにお支払いすべきではないでしょうか。訴訟費用葬儀費用は県市が支払うべきです。ところで弁護士費用はいくら支払うのでしょうか。このような案件ですと弁護士さんはボランティアなのでしょうか。いささか興味があります。(失礼!)
石巻の悲劇もあれば釜石の奇跡もありました。どこがどう違うのか大川小学校の生徒さん達が我々に教えてくれています。改めて被災された皆様には心よりご冥福を申し上げます。
11.6

逃げるな! 国会議員!

Q:本日115日は日本国憲法の公布から70年を迎えました。
人間なら古希といったところです。こぶ爺は何度となくこの欄で憲法改定の必要性について述べていました述べていましたが、70年のこの日を迎えて改めてご意見を頂きたいと思います。
(千葉 物流会社役員 
57歳 男性)

 このところこぶ爺の体調不良もあり小欄は小休止といったところ。セミナー会場では個別に質問を投げかけられることも、口頭でひとり言を述べておりますが、どちらにしても久しぶりに“こぶ爺のひとり言”を発します。
憲法の改定の件については今まで何度もお応えしております。もういい加減早く改定するか否かを決めるべきかです。政治家にとってこれほど重要な仕事はないはずです。こぶ爺が毎度言っていることは現憲法を見直すかどうかを議決することです。病的に憲法改正反対する人は憲法9条を守りたいの一点であるようですが、これも子供じみた話です。ご存知のように憲法は103条から成り立っているので9条だけが憲法ではないのです。何度も言うようで恐縮ですが昭和21113日から70年間も放置してきたのは国会議員としてあるまじき行為と言わざるを得ません。こぶ爺は何度もこの質問を受けてもいまだかつて9条を改正しろといったことはありません。なぜなら憲法は現在のままで良いなら良いのです。しかし9条以外にも「国と地方の役割」「環境権」「緊急事態条項」「参院選の合区解消」「憲法改正の手続き」など改正の対象となる項目は多義に亘っているはずです。時代はいつの刻も変化しています。少なくとも10年に一度は見直し議論をすべきなのです。国民主権、平和主義、基本的人権の3原則を日本国の理念として協議すれば良いのです。
国会議員は多額な歳費を頂いているのですから憲法見直し議論に参加しない議員は辞表を出すべきです。自民党も自民党です。国民の大多数の票を頂いているのにもかかわらず他党の顔色をうかがうばかりでは。何のための政権(与党)なのか有権者に対し不作為の限りとなります。与野党の国会議員の先生方は少なくともこの国を愛するなら一日も早く日本国憲法の見直し議論を始めて頂けるようこぶ爺は心よりただただ願うばかりです。
子供たちのためにも逃げるな国会議員!

11.5

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